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トランプ勝利演説の英語を徹底解説パート1

とてつもなく過激な発言で有名なトランプさんですが、大統領選に勝ったとたん急に大人しくなってしまいました。 なんと、冒頭からいきなり、あれだけ痛烈に批判をしていたヒラリー候補を褒め称え、感謝をするとの発言です。

Thank you. Thank you very much, everyone.
Sorry to keep you waiting; complicated business; complicated. Thank you very much.
I’ve just received a call from Secretary Clinton.
She congratulated us - it's about us - on our victory, and I congratulated her and her family on a very, very hard-fought campaign. I mean, she... she fought very hard.
Hillary has worked very long and very hard over a long period of time, and we owe her a major debt of gratitude for her service to our country. I mean that very sincerely.

日本語対訳!音声付

  • Thank you. Thank you very much, everyone.
  • ありがとう。ありがとう皆さん。
  • Sorry to keep you waiting; complicated business; complicated. Thank you very much.
  • お待たせしてすみません。困難な仕事でした。困難でした。ありがとうございます。
  • I've just received a call from Secretary Clinton.
  • たった今クリントン長官から電話を頂きました。
  • She congratulated us - it's about us - on our victory, and I congratulated her and her family on a very, very hard-fought campaign. I mean, she... she fought very hard.
  • 彼女は私たちを祝福してくれています。私たちにです、私たちの勝利に、そして私も彼女と彼女のご家族に、とても厳しい選挙戦だった事に祝意を示しました。 つまり、彼女は一生懸命戦いました。
  • Hillary has worked very long and very hard over a long period of time, and we owe her a major debt of gratitude for her service to our country. I mean that very sincerely.
  • 彼女がとても長くつらい時間、懸命に働き、この国へ尽くしてくれたことに対して、私たちは感謝すべきです。 本当に心からそう思います。

ボキャブラリを解説

complicated business

complicatedは複雑な、込み入ったと言った意味があります。 また、ここでの"business"についてですが、トランプがビジネスマンなので何か関係がありそうな雰囲気です。 しかし、日本語の「ビジネス」のニュアンスとは少し違い実際は関係していません。

ここでの"business"は「仕事」や「勤め」と言った意味になります。

そのため、"complicated business"は「困難な仕事、複雑な事情」と言った意味になります。

このフレーズの直前、"Sorry to keep you waiting"が意味する物が曖昧なので、何とも言えませんが、 もし演説のため人々を待たせていることに関して言っているのであれば、「待たせてごめんなさい、ちょっと色々ありました」と言ったニュアンスになります。

もし、自分が大統領になる事に関して人々を待たせていると言いたいのであれば、"complicated business"は選挙運動そのものを意味し「大変な仕事でした」と言ったニュアンスになります。

secretary

英語のsecretaryと言えば日本語で思い浮かぶのは社長などのそばで身の回りの仕事をする「秘書」を思い浮かびます。 しかし、ここでの"secretary"は「長官」を意味します。

ちなみにアメリカの長官は日本で言うと大臣に当たります。 そのため、アメリカの"secretary"「長官」とはアメリカ政府の各省のトップの事です。 ちなみにヒラリーは国務長官でした。

ただ、不思議な事にこのトランプの演説は2016年11月です。ヒラリーはとっくの昔(2013年1月)に国務長官を辞めています。 なぜ、彼女のことを長官と呼ぶのでしょうか?

実はアメリカでは既に職を退いたあとであっても、同じ役職名で呼ぶ続けることがあります。 例えば、第43代大統領ジョージブッシュの弟であるジェブブッシュは2007年までフロリダ州の知事でした。 しかし、知事を辞めた後でも公式の場で"Governor Bush"(ブッシュ知事)と呼ばれることがあります。 高い役職に付いた人はそれなりに名誉なことなので、職を退いた後でも、尊敬の意を込めて役職名を付けて呼ぶのでしょう。

campaign

こちらも日本語の「キャンペーン」とはちょっと意味合いが違います。 日本語ではキャッシュバックキャンペーンや割引キャンペーンなど企業が宣伝活動に使う言葉が一般的です。

しかし、英語の"campaign"はもう少し広い意味があり、選挙や政治などの「運動」を意味します。

  • election campaign
  • 選挙運動
  • political campaign
  • 政治運動
  • campaign for the presidency
  • 大統領選の選挙運動
  • campaign against drugs
  • ドラッグ反対運動

service

日本語のサービスより少し深い意味があり「奉仕、助け」と言った意味があります。 演説ではヒラリークリントンが国のために尽くしていた事に付いて触れています。

例えばこんな使い方もあります。

  • My husband is in government service.
  • 私の夫は公務員です。
  • He is in service.
  • 彼は軍隊にいる。
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