1. ホーム
  2. 英会話コラム
  3. トランプスピーチ

トランプ就任演説の英語を徹底解説パート3

What truly matters is not which party controls our government, but whether our government is controlled by the people.

January 20th, 2017 will be remembered as the day the people became the rulers of this nation again.

The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.
Everyone is listening to you now. You came by the tens of millions to become part of a historic movement, the likes of which the world has never seen before.

At the center of this movement is a crucial conviction, that a nation exists to serve its citizens.
Americans want great schools for their children, safe neighborhoods for their families, and good jobs for themselves. These are just and reasonable demands of righteous people and a righteous public.

But for too many of our citizens, a different reality exists: mothers and children trapped in poverty in our inner cities;
rusted out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation;
an education system flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge;
and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealized potential.

This American carnage stops right here and stops right now.
We are one nation and their pain is our pain. Their dreams are our dreams. And their success will be our success. We share one heart, one home, and one glorious destiny. The oath of office I take today is an oath of allegiance to all Americans.

日本語対訳!音声付


  • What truly matters is not which party controls our government, but whether our government is controlled by the people.
  • 本当に大事なのは、どの党が政権を取ることではなく、人々が政府を動かしているかどうかです。

  • January 20th, 2017 will be remembered as the day the people became the rulers of this nation again.
  • 2017年1月20日は、人々が再び国の主権者なった日として記憶にとどめるでしょう。

  • The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.
  • 忘れられた人々はもう忘れられる事はありません。

  • Everyone is listening to you now. You came by the tens of millions to become part of a historic movement, the likes of which the world has never seen before.
  • 皆さんの声に誰もが耳を傾けます。大勢の人々と共に、世界が今まで見た事もないような歴史的なうねりの当事者になります。

  • At the center of this movement is a crucial conviction, that a nation exists to serve its citizens.
  • この動きの中心となっているのは、ある重大な信念で、国が人々のために奉仕することです。

  • Americans want great schools for their children, safe neighborhoods for their families, and good jobs for themselves.
  • アメリカは子供たちのために、すばらしい学校と、安全な住まい、そして良い仕事を望んでいます。

  • These are just and reasonable demands of righteous people and a righteous public.
  • それは一般の人々、国民にとって当然の欲求です。

  • But for too many of our citizens, a different reality exists: mothers and children trapped in poverty in our inner cities;
    rusted out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation;
    an education system flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge;
    and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealized potential.
  • しかし、あまりにも多くの国民が異なった現実に直面し、母と子は低所得地域で貧困に捕らわれ、さび付いた墓石のような工場が国中の至る所に点在し、教育制度に金がつぎ込まれても、若く優れた学生達は知識を得ることができず、犯罪とギャング、ドラッグが多くの命を奪い、多くのまだ見ぬ可能性が奪われてきました。

  • This American carnage stops right here and stops right now.
  • このアメリカの惨状は、今、まさに、ここで終わります。

  • We are one nation and their pain is our pain. Their dreams are our dreams. And their success will be our success. We share one heart, one home, and one glorious destiny.
  • 私達は一つの国家です。人々の痛みは私達の痛みです。人々の夢は私達の夢です。そして人々の成功は私達の成功となります。一つの心と一つの故郷、一つの栄光ある運命を共有しています。

  • The oath of office I take today is an oath of allegiance to all Americans.
  • 私が今日請け負った就任宣誓はアメリカ国民への忠誠の誓いです。

ボキャブラリ&表現を解説

  • crucial きわめて重大な
  • conviction 確信、信念
  • righteous 正義の、公正な
  • inner city 低所得地域
  • rusted out サビきった
  • scatter 撒き散らす
  • tombstone 墓石
  • flush みなぎらせる
  • deprive 引き出す、得る
  • potential 可能性
  • carnage 大虐殺
  • glorious 栄光ある、名誉の
  • oath of office 就任宣誓
  • allegiance 忠誠

What truly matters

冒頭の"What truly matters 〜"は「本当に大事な事〜」となります。 まず、ここでの"matter"は「重要である」と言った動詞です。
この表現だけだと"what"が主語となり単数なので、三単元の"s"をつけて"matters"としています。

また、"matters is"とbe動詞である"is"が続いており、一見、動詞が2つ続いているように見えます。
しかし、この文では"What truly matters"を1個の固まりと考え、主語として使われています。

"is"は動詞で、"which party〜"以降が目的語の役割を果たしています。

the people

"poeple"は一般的に冠詞である"the"を付けずに使う事が多いと思います。 冠詞がない場合、漠然と「世間の人々」といった意味合いです。

しかし、冠詞の"the"をつけると、特定のグループや人々を指す単語になります。

  • The people are friendly here.
  • ここに居る人々は親切だ。

この場合、世間一般の人々ではなく「ここ」にいる人々を限定して話しています。

また、政治などでは特に冠詞の"the"を付けることで、その国の国民を意味します。

  • The people rebelled against the king.
  • 民衆は王に対して反乱を起こした。

come by the tens of millions

前置詞の"by"は本来「近く」と言った意味があります。
"〜come by 〜"で誰がどのようにやって来るかを表します。

演説では"You came by the tens of millions〜"と言っており、 「あなた達は何百万人でやって来て〜」といった意味になります。


  • Everyone is listening to you now. You came by the tens of millions to become part of a historic movement, the likes of which the world has never seen before.
  • みんながあなたに耳を傾けます。大勢の人々と共に、世界が今まで見た事もないような歴史的な動きの一部になります。

the likes of

"like〜"は「〜のような」と言った形容詞です。
しかし、"the likes of〜"とすると、「〜のような物」「〜のような人」のように名詞化する事ができます。

演説では"the likes of which the world has never seen before"、「世界中が今まで見た事が無いような物」と言っています。

inner city

トランプ勝利演説パート3にも出てきましたが、 "inner city"とは都市周辺の、住宅や工場、商店などが混在する地域です。

遠まわしに「低所得地域」を意味する言葉として使われています。 他にも「スラム街」と訳される事もあるでしょう。

トランプは大統領候補の時代から、貧困地域の人々から特に支持を集め、大統領選に勝利しました。

oath of office

"oath"は日本語で「誓い」ですが、議会や法定などの誓いとして「宣誓」(せんせい)を意味します。 "office"は一般的には「事務所」という意味が代表的ですが、 他にも「職務」「任務」「役目」と言った意味もあります。

例えば、

  • the office of chairman 議長の任務
  • a purely honorary office まったくの名誉職

などの使い方ができます。

そのため、"oath of office"で「就任宣誓」となります。
演説では"oath of office"「就任宣誓」と、"oath of allegiance"「忠誠の誓い」をかけて、ちょっとシャレのような表現を使っていますね。

関連記事
トランプ勝利演説の英語を徹底解説パート3|【生声&動画有り】 トランプは今までのビジネスの経験を元に低所得地域へのインフラ投資を積極的に行うそうです。果たして本当に演説通りのことをしてくれるのでしょうか?勝利演説パート3では低所得...
トランプ勝利演説の英語を徹底解説パート5|トランプの家族構成も必見 このパートではトランプ次期大統領が今まで支えてくれた家族に対して感謝を述べています。今回は演説内容の解説だけでなく、トランプの家族構成や、兄弟達の過去、子供たちのプロ...
トランプ勝利演説の英語を徹底解説パート4|【生声&動画有り】 このパートでは経済計画や他国との関係について演説しています。アメリカ第一主義に変わりはありませんが、他国に対しては皆平等に扱うとの事。これまでのアメリカの姿勢とは大き...
トランプ就任演説の英語を徹底解説パート1|【生声&動画有り】 2017年1月20日のトランプ大統領就任演説で使われている英語を徹底解説します。日本語と英語の字幕付き動画と日本語対訳、生声を使いながら、気になるボキャブラリや表現も詳しく説...
トランプ勝利演説の英語を徹底解説パート2|【生声&動画有り】 トランプ勝利演説第2弾ではトランプの過激な発言によって分断してしまったアメリカを元に戻すべく、トランプが始めて国民にリーダーシップを見せた場面です。「みんなの大統領にな...